渡邉颯人(わたなべ はやと)さんは、選抜高校野球大会で智弁和歌山のエースとして大活躍。
プロからも熱い視線を受ける注目の右腕です。
横浜市出身で世田谷西シニア時代に史上初の完全試合を達成、U-15日本代表としても活躍しました。
そんな渡邉颯人さんが東京から遠く離れた和歌山を選んだ理由とは?
この記事では、
【智弁和歌山】渡邉颯人の出身中学は?父母の支えで横浜から和歌山へ!
と題して、渡邉颯人さんの家族の深い絆に迫ります。
渡邉颯人のプロフィールと注目の実力

渡邉颯人さんのプロフィールを見ていきましょう。
基本情報と現在の活躍
智弁和歌山のエースとして第97回選抜高校野球大会でも大活躍の渡邉颯人さん。
2007年6月23日生まれの17歳で、身長180cm、体重87kgの好体格を誇ります。
右投げ右打ちの渡邉颯人さんは、今大会でも防御率0.43という驚異的な成績で、チームのベスト4進出に大きく貢献しています。
センバツでは千葉黎明戦で9回90球、4安打完封のマダックス(100球未満の完封)を達成するなど、大舞台での活躍が光ります。
プロの注目度も高く、将来が非常に楽しみな大型選手ですね。
身体能力と投球スタイルの特徴
渡邉颯人さんの魅力は何といっても抜群の制球力と精神力です。
最速145kmの直球を武器に、テンポよく積極的に攻める投球スタイルは見ていて気持ちがいいですね。
特にピンチの場面での強さは指揮を執る中谷仁監督も
「どこを切り取っても信頼しかない。『そんな高校生おるんか』と思うくらい気持ちの面が強い」
と絶賛するほどです。
私が個人的に感心するのは、渡邉颯人さんの試合運びが上手いという点です。
無駄な球を投げず、効率的に打者を追い込んでいく姿勢は、高校生とは思えない成熟ぶりで驚きです。

渡邉颯人の小学校・中学校時代

渡邉颯人さんはどのような小学・中学生活だったのでしょうか?
横浜市での小学校生活と野球の始まり
渡邉颯人さんは神奈川県横浜市の出身です。
横浜市立六ツ川小学校に通い、小学1年生のときに永田台少年野球部で野球を始めました。

最初は投手だけでなく、捕手や内野手など様々なポジションを経験し、野球の基礎を着実に身につけていったようです。
野球を始めるきっかけはプロ野球を観戦に行った際に抱いた憧れだそうです。
このように子どもの頃の純粋な夢が今の活躍につながっていると思うと嬉しいですね。
また、小学生時代は水泳も並行して行っていたとのことで、全身の筋力バランスが整った今の体づくりの下地になったのではないでしょうか。
横浜DeNAベイスターズジュニア

渡邉颯人さんは小学6年生の時に、その才能を認められ横浜DeNAベイスターズジュニアに選出されました。
当時は背番号6番、内野手としてプレーしていました。
地元チームのジュニアに選ばれたことは、渡邉颯人さんにとって大きな自信となったことでしょう。
地元横浜のチームに選ばれた経験から、横浜への愛着もあるようです。
現在も「決勝で横浜と対戦したい」と語るなど、故郷への思いは強いようですね。
中学時代の完全試合
中学校は横浜市立南中学校に進学し、野球はシニア界の名門・世田谷西シニアに所属しました。

中学3年時にはジャイアンツ・カップに出場し、東京城南ボーイズと対戦して1-0で勝利。
この試合で渡邉颯人さんは史上初の完全試合を達成し、一躍注目を集めることになりました。
ちなみに東京城南ボーイズには同じ時にセンバツで甲子園に集った健大高崎の佐藤龍月さんが所属していました。
中学生でこのような記録を打ち立てるのは驚異的です。
完全試合という究極の投手成績を残せる精神力は、当時から並外れたものだったことがわかります。
しかもU-15に選ばれ、海外遠征も。
この時に知り合った宮口龍斗さんとは和歌山智弁学園で一緒になり、Wエースを担うことになりました。

渡邉颯人の父母

渡邉颯人さんの活躍はやはりご両親の支えがあってこそ。
どのような父母なのでしょうか?
父・勇太の応援
甲子園には、渡邉颯人さんの家族全員が東京から新幹線で応援に駆けつけたそうです。
地元を離れて挑戦する息子を、どんな時も支える両親の姿勢が彼の力強い支えになっていることは間違いありません。
渡邉颯人のお父さん・勇太さんは甲子園で応援した際、
「落ち着いて投げている。相手はすごいチームなので気を抜かず、甲子園を楽しんで」
とメガホンを振りながら語ったそうです。
息子への深い信頼が感じられるコトバですね。
進路決定の理由と家族の協力
横浜市で育ち、東京の名門シニアチームで活躍していた渡邉颯人さんは、なぜ遠く離れた和歌山の高校を選んだのでしょうか。
その背景には父や母の全面的な協力があったはずですね。
東京から和歌山という遠方への進学は、家族にとっても大きな決断だったはずです。
都会から離れた地での新生活を始めるには、両親の理解と支援が不可欠です。
渡邉颯人さんの選択を家族全体で後押しする姿勢に、深い愛情と期待や信頼を感じますね。
*智弁和歌山の主将・宮口龍斗選手についてはこちらの記事をご覧ください。

【まとめ】渡邉颯人は家族の支えで和歌山の智弁へ!
渡邉颯人さんは2022年のインタビューで
「将来の夢はプロ野球選手」
と答えています。
多彩な変化球と抜群のコントロール、そして高い精神力を兼ね備えていますから、プロ野球のドラフトでも注目の的となるでしょう。
私も一ファンとして今後の活躍が楽しみです。

*横浜高校のエース奥村頼人さんについてはこちらの記事をご覧ください。
