最近注目の英語試験リンガスキルを準備中のあなた、発音や構文などスピーキング対策はどうしていますか?毎日コツコツトレーニングするにはアプリがおすすめ。この記事ではトーキングマラソンとスピークバディ、スピークの特徴や料金を解説、自分にあったものを見つけましょう。
リンガスキル試験の完全ガイド:スピーキング対策を中心に
ではまずリンガスキルについて、特にスピーキングセクションについて解説します。
リンガスキルはケンブリッジ英検のオンラインテスト
リンガスキル(Linguaskill)とは、ケンブリッジ大学英語検定機構が開発したオンライン英語テストです。
英語の4技能であるリーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの国際基準CEFR(セファール)レベルを正確に判定することが可能なテストとなっています。
リンガスキルは組み合わせ型のテストとなっており、リーディング&リスニング、ライティング、スピーキングを1つずつ、もしくは各々から好きな組み合わせで受験することができます。
受験方法はオンラインで、公開受験か自宅受験を選ぶことが可能です。
対象者は高校生以上ですが、中高一貫校に通っているならは中学3年生でも受験できます。受験対象者が高校生以上を基準としていることから、基本的には高校生レベル以上の英語力があることが好ましいです。
リンガルスキルの試験内容は受験者の英語力に合わせて問題のレベルが変化するアダプティブ型の試験なので、正解すればより難しい問題になり、不正解であれば易しい問題になるといった特徴があります。
受験して「難しかった・・・疲れた」と思っていたら、一緒に受けた人が「簡単だった」と言っていたことがありました。でもこれ実は、こちらはレベルが高くて高度な問題を解いていて、あちらはそうではなかった・・・ということだったのかもしれません。
試験問題は2種類に分かれていて、日常生活で用いられる英語が出題されるジェネラルとビジネスで用いられる英語が出題されるビジネスがあります。あなたの目的に合わせて選択できます。
主な試験形式はリーディング、リスニングはアダプティブ型、リーディングは5タイプの設問、リスニングは2タイプの設問から構成されています。
ライティングはパソコンを使って入力する2タイプのパートがあります。
スピーキングは5つのパートに分かれています。次の項目で詳しく解説します。
リンガスキルは英語の4技能を総合的にテストできるだけではなく、スコアを大学入試や就職活動の際にも生かすことができます。
JAL(日本航空株式会社)も自社養成パイロットの採用にリンガスキルを使っています。詳しくはこちらをご覧ください。
各試験の要約と内容を表にまとめました。(ただし2023年7月の情報です。)
試験名 | パート | 測定スキル | 出題内容 | 備考 |
---|---|---|---|---|
スピーキングテスト | 1.インタビュー | 日常生活や経験についての応答能力 | 8題出題。自己についての質問に答える。最初の2題は採点対象外 | 約15分 |
2.文章読み上げ | 英文を適切に読み上げる能力 | 8題出題。1センテンスずつ読み上げる | ||
3.プレゼンテーション | 与えられたトピックについて長めに話す能力 | 問題を読み、準備40秒、回答1分 | ||
4.情報分析と説明 | 図/グラフを見て理路整然と説明する能力 | 視覚的情報が与えられ、準備1分、回答1分 | ||
5.意見述べる | 状況に応じた意見や考えの表現能力 | 1つのトピックに対する5つの質問、準備40秒、各質問に対する回答20秒 | ||
ライティングテスト | 1 | プロンプトを読み、50 words以上の文章を作成する | 3つのヒントを参考に、プロンプトを基に文章作成 | 約45分。パート1:15分、パート2:30分。パート間の移動自由 |
2 | レビューや記事、手紙などを180words以上で作成する | 短いテクストと3つのヒントを参考に、自分の意見も含めて作成 | ||
リーディングテスト | – | 短い文章の読解、空所補充、多肢選択、語記入、長文読解 | Read and Select, 空欄補充(多肢選択)、多肢選択問題、空所補充(語記入)、長文読解 | 受検者によって出題数や出題内容は異なる |
リスニングテスト | – | 短い音声の理解、長文リスニング | Listen and Select, 長文リスニング | 受検者によって出題数や出題内容は異なる |
リンガスキルスピーキング:評価基準とサンプルテストの詳細
ではスピーキングセクションはどうなっているでしょうか?
スピーキングのサンプルテストが公式ウェブサイトにありあす。こちらから試すことができます。(ヘッドフォンとマイクが必要です。)
最初は自己紹介から始まります。
さらに公式ウェブサイトにはLinguaskill Speaking Global Assessment Criteria(「リンガスキル・スピーキングのグローバル評価基準」)があります。こちらから見ることができます。
この評価基準によれば、発音の良さ、文法の適切さ、ボキャブラリーの幅の広さ、そして高評価になるためには洗練された構文が使えることがポイントになっています。
しっかりと落ち着いて実力を発揮するために、普段から英会話を日常生活に取り込む必要があります。そのためにアプリも検討してみましょう。
リンガスキルスピーキング対策に効果的!おすすめ英語学習アプリ3選
アルクのスピーキングアプリ「トーキングマラソン」でトレーニング
リンガスキルのスピーキング対策としておすすめなアプリの一つが、トーキングマラソンです。
トーキングマラソンは英語教材で定評あるアルクのキクタン英会話をベースに開発されたアプリです。
トーキングマラソンでは練習したい会話のシチュエーションを選び、出題される質問に対して6秒以内に回答し、スピーキング力をアップさせていく内容となっています。
この6秒以内という時間設定があることで、瞬時に英語で会話をする瞬発力を鍛えることができます。
また一つのスキットが5分単位で終わるように構成されているので、まとまった時間が取れない人でも、トーキングマラソンなら短い時間でスピーキングの練習をすることができます。
英語を話すときに必要な発話量もトーキングマラソンであれば、十分な量を確保することができます。
モチベーションを下げないためにも、トーキングマラソンでは520個のフレーズを元にした会話シーンがあるので、飽きることなく学習を続けることができます。
スピーキングを独学で行うとのは難しいとされていましたが、トーキングマラソンを使えばスマホを使い、隙間時間で効率的に学習していくことができます。
瞬発力や発話力を養うことで、自分の意見を伝えることを求められるリンガスキルへも対策することができます。
料金は月額3,980円(税込で4,378円)で、無料お試し期間は2週間あります。
登録はウェブサイトで、その後アプリをダウンロードすればすぐに使えます。登録画面にはこちらから行けます。
“聞く”“考える”“喋る”を繰り返す中で英語をマスターしよう!【トーキングマラソン】まずは2週間無料でお試し!
詳しくはこちらもご覧ください。
AIと気楽に英会話できるアプリ「スピークバディ」
2つ目におすすめのアプリはスピークバディです。
スピークバディはAIを相手に英会話の練習をしていくアプリとなっています。
1日のレッスン時間はトーキングマラソンに次いで15分からと短い設定になっています。
相手はAIのため、英会話で感じるような緊張や気遣いもなく、ストレスを感じずに英会話の練習をすることができます。
生活に使える800以上の実践的なシーンから学びたい表現や単語を自然に覚えることができます。
豊富な英語表現をマスターすることで、リンガスキルで求められる高校生レベル以上の英語力にもより一層近付くことができます。
またAIによる発音記号レベルでのチェックも可能なので、より使える英語を身に付けることができます。それだけではなく、AIが日々の学習結果を分析し、より学習者に最適な学習カリキュラムを設計してくれます。
スピークバディを使うことで英語を話す自信を培うだけでなく、発音やフレーズも豊かにすることができるので、リンガスキルへの対策にはおすすめです。
料金はどうなっているでしょうか?
もちろん12カ月まとめて支払うと割安ですが、いきなりは難しければ1カ月プランから始められます。
1カ月だけなら3,300円、12カ月プランにすれば月額1,983円になります。
プラン | 料金 (税込)/月 | 総額 (税込) |
---|---|---|
1ヶ月プラン | 3,300円 | – |
6ヶ月プラン | 2,967円 | 19,800円→17,800円 (10%割引) |
12ヶ月プラン | 1,983円 | 39,600円→23,800円 (40%割引) |
とは言えまずは、3日間の無料お試しをしましょう。アプリはこちらからダウンロードできます。
効果や評判について詳しくはこちらの記事もご覧ください。
「スピーク」はAIと大量に英会話できるスピーキングアプリ
最後におすすめするアプリはスピークです。
リリースされたばかりの英会話に特化したこのアプリでは、最新AIとまるで人と話しているかのような生きた英会話を練習することができます。
不自然な表現や文法ミスもフィードバックしてくれるだけではなく、ネイティブスピーカーによって策定された2000以上ものシーンから飽きずに学習を続けることが可能です。
スピークでは一つのレッスンが約20分と他のアプリに比べて長い時間で設定されていますが、この20分間でできるだけたくさんの文章や単語をアウトプットできるような豊富なスピーキング練習が用意されています。
1日20分のレッスンを受けるだけでも平均して1000単語以上の英語を話すことになり、1週間で10000単語以上もの練習を積み重ねることができるのです。
この膨大なアウトプット量は他のアプリと比べても群を抜いています。
高いレベルで臨むことが求められるリンガスキルを受ける上では、たくさんのアウトプットができ、高いスピーキング力を養うことができるスピークはとても魅力的なツールの一つと言えるでしょう。
気になる料金プランはこうなっています。
年間払いにした方がもちろんお得ですが、月額1,800円から始められます。
この「クレジット」とは会話する「単語」の数です。たくさん話したければ、クレジット数をあげていくことになります。
プラン名 | 月払い | 年払い |
---|---|---|
プレミアムプラン(毎月2,000クレジット) | ¥1,800 | ¥12,800 |
プレミアムプラス(毎月10,000クレジット) | ¥4,000 | ¥29,800 |
プレミアムアンリミテッド(クレジット無制限) | ¥6,800 | ¥44,800 |
7日間の無料お試しから始めましょう。ダウンロードはこちらからできます。
詳しくはこちらもご覧ください。
あなたに向いているスピーキングアプリはこれ!【まとめ】
リンガスキルのスピーキングは基礎(発音)から十分なボキャブラリー、そして洗練された構文まで、総合的な能力が試されます。
そのために毎日コツコツ学習できるアプリ3つをご紹介しました。どれがあなたに向いているでしょうか?
英会話レッスンをスポーツのトレーニング感覚で繰り返しやっていきたいなら、トーキングマラソンをおススメします。ただ年間プランがないので、少し割高に感じる人もいるでしょう。
AIを使って発音チェックをしたい人は、スピークバディかスピークになります。この2つは似ているので迷うかもしれません。
料金体系がどちらがあなたにあっているかもポイントです。スピークバディなら話す単語数に気がねなくレッスンできます。スピークなら、あなたが話す量に合わせてプランを変更できるのが魅力です。
とは言えこの2つのアプリは、実際に使ってみて、雰囲気が好きな方にするのもよいと思いますので、お試ししてみてください。
毎日コツコツ英会話レッスンをして、リンガスキルでのスピーキングテストで実力を発揮しましょう。
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