海外留学をめざしてTOEFL対策中のあなた。スピーキングはトレーニングで効率よく上げられます。
おススメのアプリやオンライン英会話を紹介します。特に2023年夏の形式変更でスピーキングセクションがどうなるかもふまえて、どの学習ツールがよいか解説します。
TOEFL iBTテスト完全ガイド:形式、対策、おすすめ学習ツール
海外の大学・大学院への留学のためにはTOEFL® iBTテストが避けては通れません。iBTはインターネットベースのテストです。
TOEFL(トフル)は大学生活のための英語力を測定
トピックもアカデミックで、自然科学、社会科学、芸術などはばひろい分野から出題されます。さらに学校生活にも関係するトピックも多いので、関連する語彙はマスターしておく必要があります。
英語技能も、スピーキング、リーディング、リスニング、ライティングそれぞれのIndependent taskはもちろんのこと、これら4技能を総合的に評価するIntegrated taskというタイプの問題もあります。これは実際の留学生活を疑似体験するという意義をもっています。
ですからそれぞれの技能をきちんと伸ばして、海外での大学キャンパス生活に問題がないよう準備をしておきましょう。
TOEFLスピーキング攻略法:問題解説と効果的な練習方法
テストはインターネット配信で、スピーキングはマイクを通して録音されます。
もちろん公正・公平に採点されるよう、複数の採点者とAIでの採点がなされるという徹底ぶりです。
問題は2種類で、Independent task1問とIntegrated tasks3問、あわせて17分です。
Independent taskではスピーキングだけが問われますが、Integrated tasksではリーディングとリスニングも総合的に問われます。
しっかりと慣れておく必要がありますね。
Speaking | 詳細 |
---|---|
試験時間 | 17分 |
問題数 | Independent task 1問, Integrated tasks 3問 |
回答方法 | マイクを通して回答音声を録音 |
Independent task | 1問(準備15秒・解答45秒)身近なトピックについて意見を述べる |
Integrated tasks | 3問(解答60秒ずつ)読んだり聞いたりした内容を要約して話す |
(1)Read+Listen→Speak 2問(準備30秒・解答60秒) | |
(2)Listen→Speak 1問(準備20秒・解答60秒) |
ただしこれまでのトフルのテスト形式は2023年夏に変更されました。
2023年夏のTOEFL iBTテスト改訂版:スピーキングセクションの変更点と対策
ではここから2023年夏の変更について解説します。
まず大きな点としては、試験時間が3時間から2時間に変更です。
限られた時間のなかで的確に能力を示すことができるようより一層工夫されたテストに進化したのです。
ある意味で、忙しいあなたにとっても都合がよいのではないでしょうか?
ただこちらのテスト形式にも慣れていかないといけません。
変更点はこのようになっています。解説は表の後でします。
セクション | 項目 | 2023年7月26日以降 | 2019年8月〜2023年7月25日まで |
---|---|---|---|
Reading | パッセージの数 | 2つ | 3~4つ |
1パッセージの設問数 | 10問 | 10問 | |
試験時間 | 35分 | 54~72分 | |
Listening | 講義形式 | 3題(各6問) | 3~4題(各6問) |
対話形式 | 2題(各5問) | 2~3題(各5問) | |
設問数 | 28問 | 28~39問 | |
試験時間 | 36分 | 41~57分 | |
休憩 | なし | あり(10分) | |
Speaking | タスク数 | 4 | 4 |
出題形式 | Independent task 1問, Integrated tasks 3問(Read+Listen→Speak 2問、Listen→Speak 1問) | Independent task 1問, Integrated tasks 3問(Read+Listen→Speak 2問、Listen→Speak 1問) | |
試験時間 | 16分 | 17分 | |
Writing | タスク数 | 2 | 2 |
出題形式 | Academic Discussion task 1問(10分), Integrated task 1問(20分)(Read+Listen→Write) | Independent task 1問(30分), Integrated task 1問(20分)(Read+Listen→Write) | |
試験時間 | 29分 | 50分 | |
試験時間 | 約2時間 | 約3時間 |
明らかに、スピーキングセクションのみ、変更が少ないです。試験時間が1分減っているだけです。
他のセクションは問題数や時間が大幅に減っています。
リーディングは半減、リスニングも設問数が減っていますし、ライティングは50分から29分に時間が短くなっています。
それから休憩時間がなくなっているので、注意しましょう。
新しい形式のテストの模擬問題も公式ウェブサイトで出されています。ぜひやってみましょう!こちらからアクセスできます。
TOEFLスピーキング対策:トップ4アプリ&オンライン英会話コース
ではここから、TOEFLのスピーキング対策におすすめのアプリを3つ、オンライン英会話コースを1つご紹介します。
スピーキング用アプリ「リアル英会話」
無料で幅広いシーンの英会話を学ぶことができるアプリです。
大学キャンパスのなかで、友人と交流したりするために必要なフレーズをマスターすることができます。
10年以上のベストセラーで、定評のあるアプリです。
こちらの記事でも解説しています。よろしければご覧ください。
スピーキング問題アプリ「Magoosh: TOEFL Speaking and English Learning」
TOEFLの模擬問題が出題されます。
カウントダウンタイマーがついていて、本番形式でのトレーニングができますので、緊張の度合いが減ると思います。
少しでも慣れて、当日できるだけ緊張せずにすむようにしておきましょう。
オフラインでも使えるので、広告が出ません。(テスト形式なのに広告が出ると困りますよね。)
スピーキング問題アプリ「Speaking: TOEFL® Speaking」
こちらもスピーキング問題を実践することのできるアプリです。
使い勝手やトピックが適切だという良い口コミが多いです。毎日やってもあきなかったという声もあります。
ただこれら2つは、英語だけのアプリですので、ちょっと慣れるまでは使いにくいかもしれません。
2023年夏のテスト形式変更でも、スピーキングは他の2技能に比べて変更がほとんどありませんので、これまでの問題形式のアプリを使ってみる価値は十分あるでしょう。
オンライン英会話Cambly(キャンブリー)のTOEFL対策コース
Cambly(キャンブリー)はTOEFLスピーキングに特化したコースをもっているオンライン英会話スクールです。
もちろん日常英会話からビジネス英語まで幅広いコースを提供しています。さらにアカデミック英語にも強く、イギリスの大学・大学院に留学するために必要なIELTSや、TOEFLの対策コースをもっています。
このコースは10のレッスンからなっています。まず講師からのフィードバックを受けつつ問題について学び、それから練習問題を解いて模擬試験を行うことができます。
講師とのマンツーマンレッスンで、15分単位から学習できます。もちろんオンラインなのでいつでもどこでもできますし、好きな講師を選ぶこともできます。
料金は月に4,219円からです。
たとえば週に30分のコースを12カ月分登録すると、月額4,219円となります。時間数が増えたり、登録期間が短いと、月額は高くなります。詳しくはこちらのページで分かります。
TOEFLの試験前にネイティブスピーカーと集中的にレッスンするのも手だと思います。こちらから無料体験レッスンができます。
今すぐ無料トライアル!【Cambly(キャンブリー)】TOEFLスピーキング対策完全マニュアル:最適な教材の選び方【まとめ】
TOEFLスピーキング対策についてお伝えしてきました。いかがでしたか?
2023年夏のテスト形式変更のなかでは、スピーキングはあまり変わっていません。
ライティング・リスニング・リーディングはコンパクトになっているのに、スピーキングがほとんど変わっていないということは、重要度が高いとみなされているということですね。
ここでご紹介した3つのスピーキング教材はそれぞれ効果があります。
日常的に使うならアプリの「リアル英会話」、試験問題に慣れるなら「Magoosh: TOEFL Speaking and English Learning」や「Speaking: TOEFL® Speaking」のアプリ、試験に精神的な余裕をもってのぞみ、留学先での準備も進めたいならオンライン英会話のCamblyをおおすすめします。
これらを実践することで、着実に英語を話す技能が伸びていきます。ぜひお試しください。
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