大の里泰輝の背中に見られる丸いあざが話題になっています。
この正体は「カッピング療法(吸玉療法)」と呼ばれる治療法の跡ですが、どのような効果があるのでしょうか?
この記事では、
大の里の背中の丸い赤あざは何?カッピング(吸玉)療法の相撲への効果は?
と題して、カッピングの相撲界での使われ方や効果、SNSでの反響まで、大の里の強さを支えるヒミツ療法について詳しく解説します。
大の里の背中の丸い赤あざは何?カッピング療法!

大の里の背中の丸い赤あざのヒミツを探っていきましょう。
背中に残るカッピング療法(吸玉療法)とは
大の里の背中に見られる丸いあざは、「カッピング療法」または「吸玉療法」と呼ばれる施術の跡です。
この療法は、皮膚にガラスやプラスチック製のカップを当て、内部を真空状態にして吸引する伝統的な治療法です。
インドや中国では紀元前から行われてきたようですよ。
吸引によって血行を促進し、筋肉の緊張をほぐす効果があるとされています。
カッピング後には血流が集中した部分に丸い跡が残りますが、これは一時的なものです。
通常1〜2週間程度で消えていきます。
ただ力士の場合は頻繁に施術を受けるため、連続して跡が見られることがあって、目立つのでしょうね。
貴景勝も実践していたカッピング

かつて貴景勝も2022年の九州場所でカッピングの跡を背中に残していました。
5日目の取組(逸ノ城戦)から、貴景勝の背中に赤黒い「○」が見えるようになったという報道があり、
場所が進むにつれて跡が増えていったのでした。
やはり力士にカッピングは効果的なのでしょうか?
大の里の背中のカッピングへの評価

とは言え、相撲の力士がカッピングすることにはいろいろな意見が見られますね。
やはり取組中にはっきりと見えてしまうので、気になる人が多いようです。
大の里の強さのヒミツ?
大の里が優勝した際、カッピングの効果ではないかという声が起こりました。
こちらは特にカッピングを批判的にとらえているような感じはしない投稿ですね。
大の里優勝おめでとう
謎に大相撲観戦始めたけど力士覚えてくると楽しいな。やはり強さの秘訣はカッピング…
相撲の本場所中の使用について
長年にわたって力士にカッピング療法を施しているトレーナーによると、
「画面に大きく映ってしまう本場所中にはあまり使えないのが現状。使っても吸引圧をかなり抑える」
とのことです。
つまりテレビ画面にカッピングの跡が残らないように配慮していますね。
ただ見た目よりも体調を最優先に考える力士は、効果を重視して、しっかりとした圧で吸引しているようです。
Xでの反響と意見の分かれ目
大の里のカッピング跡はSNS上でも話題になっています。
- 「効果があるのか気になる」
- 「集合体恐怖症なのでギョッとする」
など様々な反応がみられます。
こちらのXの投稿は、相撲は裸の競技なのでカッピングはやめて欲しいというメッセージですね。
大の里
カッピングはやめてほしい
大相撲は裸を見せる商売。
不快な方もいることを忘れずに!
また以前は貴景勝のカッピング跡を批判した解説者が、大の里には何も言わないことを指摘する声もありました。
カッピング療法の効果とアスリートへの応用

カッピング(吸い玉)療法の効果については、以下のようなことがあると言われています。
血行促進と筋肉の回復を早める効果
カッピング療法は筋肉の血行を促進させ、疲労物質の排出を助ける効果があるとされています。
力士のような激しいぶつかり稽古や取組を繰り返すアスリートにとって、筋肉の回復を早めることは重要な要素です。
連日の取組で最大級の実力を出すために、カッピングを利用する力士もいるということですね。
痛みの緩和と疲労回復の効果
カッピングによって局所的な充血を起こすことで、痛みの緩和や筋肉の緊張を和らげる効果があると言われています。
毛細血管の血流を増加させることで、酸素や栄養素の供給が活発になり、疲労回復を促進するメカニズムです。
丸いあざは一見痛々しいのですが、局所的な充血を起こすことが効果を生んでいると言われてますね。
「日本吸い玉協会」という組織もあるようです。
プロレスラーやオリンピック選手も愛用
カッピング療法は相撲取りだけではなく、プロレスラーやオリンピック選手にも広く活用されています。
アントニオ猪木さんや藤波辰爾さんも背中にカッピングの跡を残していたという情報があります。

激しい競技をするアスリートの間で古くから愛用されてきた療法なのです。
肉体的負担の大きいスポーツ選手たちは、パフォーマンス向上のためにさまざまな療法を試みます。
カッピング療法もその一つ。
筋肉疲労からの素早い回復を促し、次の試合へのコンディショニングを整える目的で使用されているようです。
【まとめ】大の里のカッピングが気になる!?
大の里の背中にある赤いあざについて解説しました。
カッピング(吸い玉)療法という、長い歴史のある民間療法で、
血行を良くして疲労回復を早める効果があると言われています。
ただカッピング療法は科学的な効果の検証がまだ十分でない面もありますが、
多くのアスリートにが効果を実感して愛用しているのでしょうね。
今後も注目していきたいです。
