早稲田実業の左腕エース・中村心大(なかむらこうだい)さんが注目を集めています。
2024年夏の甲子園では延長10回完封勝利とサヨナラ打という歴史的な活躍。
実はその背景には、元甲子園球児の父親や、野球選手の兄という野球一家の強い絆があります。
この記事では、
【早稲田実業】中村心大の父も甲子園球児!母や兄など家族構成も解説!
と題して、中村心大さんの才能を育んだ家族の素顔に迫ります。
中村心大選手のプロフィール

では中村心大選手のすごい経歴を見ていきましょう。
早稲田実業で注目される左腕エース
中村心大(なかむらこうだい)さんは、早稲田実業の注目株である左腕エースです。
2007年7月17日生まれの京都府出身で、身長177cm、体重83kgの左投げ左打ちの投手です。
2年生の時から甲子園で活躍し、延長10回完封勝利やサヨナラ打など、印象的な活躍で多くの野球ファンを魅了しています。
早実の伝統あるエースナンバー「1」を背負い、チームの主将も務めています。

京都の小学校・中学校から早稲田へ
中村心大さんは京都市上京区の出身で、西陣中央小学校から烏丸中学校に通いました。

中学時代は学校の部活動ではなく「京都ベアーズ」という軟式野球チームに所属し、全国大会でベスト16の成績を残しています。

斎藤佑樹さんらが活躍する早実の映像を見て「自分もこんなふうになりたい」と憧れ、京都から東京への移住を決意しました。
中村心大の父・中村秀典

では中村心大さんのすごい父親・中村秀典さんについても見ていきましょう。
天理高校から甲子園
中村心大さんの父親である中村秀典(なかむらひでのり)さんは、天理高校の捕手として1992年に春夏連続で甲子園に出場した経験を持つ元球児です。

春のセンバツではベスト4、夏の甲子園ではベスト8という輝かしい成績を残しています。
当時の天理高校は、後に「ゴジラ」の愛称で知られるようになる松井秀喜さん率いる星稜高校と対戦し、勝利を収めた試合でも注目されました。
立命館大学からプリンスホテルへ
高校卒業後、中村秀典さんは立命館大学に進学し、そこでも野球を続けました。
大学卒業後は社会人野球のプリンスホテルでプレーし、捕手としての経験を積み重ねていきました。
中村心大さんは幼い頃から、そんな父親の影響で野球に親しみました。
立命館大学のユニフォームを着てリーグ戦を応援に行くなど、自然と野球に囲まれた環境で育ちました。

指導者としての手腕
2002年からは中村秀典さんは立命館大学野球部のコーチや助監督として指導者の道を歩み始めました。
巨人軍に入団した金刃憲人さんや桜井俊貴さんなど、プロ野球選手を輩出する実績も残しています。
中村心大さんは父親について
「選手としても父としても、自分の理想像」
と語り、特に小学6年生の時に見た父親が甲子園でプレーする姿に強い印象を受けたそうです。
父と子の強い絆を感じますね。
母・由佳の支え

中村心大さんの母親・由佳さんについても見ていきましょう。
母親は中村由佳(なかむらゆか)さんと言います。
中村心大さんの名前は、お母さんが、
「器の大きな人間になってほしい」
という願いを込めて名付けたものです。
その名前の通り、中村心大さんはピンチに強く、チームを引っ張るリーダーシップを発揮する選手へと成長していますね。
中村由佳さんは、息子の野球生活を支えるために家族全員で京都から東京へ移住する決断にも関わっています。
体格づくりのための食事管理など、裏方として中村心大さんの活躍を支える重要な存在です。
お母さんの存在があってこその、中村心大さんの活躍だということですね。
兄・一心も野球の道へ

お兄さんの中村一心さんも野球選手として活躍中です。
中村心大さんには3歳年上の兄、中村一心(なかむらいっさ)さんがいます。
中村一心さんも野球選手で、鳥取城北高校から現在は城西国際大学で野球を続けています。
野球一家の中で育った兄弟の絆は深いものがあります。
中村一心さんが小学3年生で野球を始めたことがきっかけで、中村心大さんも幼稚園年長から野球に親しむようになりました。
兄の背中を追いかけ、時には競い合いながら成長してきた環境が、中村心大さんの野球センスや精神力の形成に大きく貢献しています。
中村心大ために家族は京都から東京へ引越!

中村心大さんの家族は、息子の早稲田実業入学のために家族で引っ越しをしています。
早稲田実業には野球部の寮がないため、早実のグラウンド近くの東京・八王子市に転居するという大きな決断をしました。
早実には偉大な卒業生、王貞治さんを記念したグラウンドがあります。

京都の生活を離れ、息子の夢を支えるために家族が一丸となった姿勢は、中村心大さんの精神的な支えとなっています。
2024年夏の甲子園では、アルプス席で父・中村秀典さんが息子の熱投を見守っていました。
8月15日の試合当日は中村秀典さんの50歳の誕生日。
中村心大さんはサヨナラ打で勝利を決めることで、最高の誕生日プレゼントを父親に贈ることができました。
父は、
「自分の時より緊張しますし、自分の時よりうれしいですね」
と笑っていました。
家族の絆の深さを感じさせますね。
中村心大さんのますますの活躍を期待したいです。
